【経験者が語る】へバーデン結節を自分で治す方法9選!ポイントも解説

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へバーデン結節は、中年以降の女性に多く発症し、関節の痛みや変形によって日常生活に支障をきたすことも少なくありません。私も数年前に発症し、関節の痛みと変形に悩まされてきました。へバーデン結節の治療法は明確に確立されていませんが、諦めずに自分に合った方法を模索することが大切だと実感しています。本記事では、へバーデン結節を自分で治す方法を紹介します。

へバーデン結節は治療法が確立されていない病気

へバーデン結節は、40代以降の女性に多く発症する原因不明の病気です。
人差し指から小指にかけて、第一関節が赤く腫れたり、変形して曲がってしまったりするのが特徴です。

原因は解明されていませんが、ホルモンバランスの乱れや手を頻繁に使う人に発症しやすいと考えられています。残念ながら、まだ明確な治療法は確立されていません。そのため、様々な治療法を試しながら、症状の改善を目指していく必要があります。

医療機関以外でも、多くの治療法が紹介されていますが、その効果については個人差があります。治療法を試す際は、十分な情報収集と慎重な判断が求められます。

へバーデン結節については、下記の記事で詳しく解説しています。
ヘバーデン結節ってどんな病気?原因や治療法・気になる疑問を徹底解説

へバーデン結節を自分で治す方法9選!

へバーデン結節の治すためには、病院での治療を継続しながら、自分でも色々と試してみることがおすすめです。
へバーデン結節を自分で治す方法には、下記のようなものがあります。

  1. ハンドクリームで保湿する
  2. マッサージ・ストレッチをする
  3. テーピングで手指を固定する
  4. 夜に手袋をする
  5. ひじ湯で温める
  6. 適度な運動を続ける
  7. サプリメントでエクオールを摂取する
  8. DHAやEPAが豊富な食品を積極的に摂取する
  9. カロリーや糖質の多い食事を避ける

これらの効果には、個人差があります。実践するか心配な場合は、担当医と相談しましょう。

1.ハンドクリームで保湿する

へバーデン結節の予防や改善には、手指の血行を良くすることが大切といわれています。手指の血行が悪くなると、関節周辺の軟骨や骨に十分な栄養が行き渡らなくなり、変形や痛みが悪化する可能性があります。そのため、料理や手洗いの後は、手指をしっかりと拭いてから、ハンドクリームで保湿することがおすすめです。

手に水分が残っていると、皮膚の熱も奪ってしまい手指が冷えてしまいます。
気分によって香りや保湿力に変化をつけるのもおすすめですよ。私は、季節によって高保湿、サッパリ系を使い分けていました。ただし、ハンドクリームの使用は、あくまでも補助的な対処法であることを頭に入れておきましょう。

2.マッサージ・ストレッチをする

正しい方法で手指のマッサージをすることも、大切といわれています。
手指のマッサージは、血行を促進し、こわばりを和らげる効果が期待できます。マッサージをする際は、専門医や理学療法士の指導のもと、正しい方法で行いましょう。

マッサージの方法については、巷にはたくさんのへバーデン結節に関する書籍があり、専門医が出版しているものも多数あります。しかし、自己流でマッサージを行うのは避けましょう。個人差はありますが、へバーデン結節の症状によっては、マッサージが逆効果になる可能性もあるためです。

3.テーピングで手指を固定する

へバーデン結節の痛みを和らげるには、テーピングで手指を固定することも有効とされています。
テーピングで関節の動きを制限することで、関節への負担が軽減され、痛みの緩和が期待できます。専用のテーピングを使用するのが理想的ですが、毎日使用するとコストがかかってしまいますよね。

そこでおすすめなのが、100円ショップなどで販売されているビニールテープを代用することです。ビニールテープは、専用のテーピングと比べて粘着力が弱いため、肌が弱い方でも安心して使用できます。また、ある程度の防水性があるので、家事などで水に濡れても問題ありません。

テーピングの巻き方によっては、かえって関節に負担がかかってしまう可能性があります。そのため、テーピングを始める前に、専門医や理学療法士に相談し、正しい巻き方を教えてもらいましょう。

4.夜に手袋をする

へバーデン結節では、寝る際に手袋をすることが有効とされています。
手指が冷えると血流が悪くなり、指先にカルシウムや酸素などの栄養が届きにくくなります。その結果、関節の変形が進行し、痛みが増してしまう可能性があります。

日中は、意識的にマッサージやハンドクリームで保湿などのケアができますが、問題は寝ている間です。無意識のうちに手指が冷えてしまい、症状が悪化してしまうかもしれません。そこでおすすめなのが、日焼け防止用のアームカバーをつけることです。

日焼け防止用のアームカバーであれば、手首まで覆われるため、手指を温めながら安心して寝られます。ただし、指先は出しておきましょう。指先の知覚神経は非常に発達しているため、指先に物が触れることで睡眠を妨げてしまう可能性があります。

5.ひじ湯で温める

へバーデン結節の症状を和らげるには、手指の血行を良くすることが良しとされています。
そこでおすすめなのが、朝起きたらひじ湯をすることです。40℃前後のお湯をバケツなどの容器に張り、ひじまでしっかりと浸します。

ゆっくりと5~10分ほどつけることで、手指の血行が促進され、痛みやこわばりが和らぐ可能性があります。また、温めることで筋肉も柔らかくなるため、手指の可動域が広がることも期待できます。寒い冬なんかは、ポカポカしてきてリラックス効果もありますよ。ひじ湯に使用する容器は、ひじまで真っ直ぐに入るくらいの大きさがおすすめです。

6.適度な運動を続ける

へバーデン結節の症状改善には、手指の関節だけでなく、体全体を動かすことが大切です。ウォーキングやストレッチ、ヨガなど、関節に過度な負担をかけない運動を日常的に取り入れることがおすすめです。全身の血流が良くなることで、手指の痛みが緩和されたり、関節の柔軟性が保たれたりする効果が期待できます。

また、適度な運動は、ストレス解消にもつながります。私は朝や夜のウォーキングを日課にしてから、気持ちが前向きになりました。ただし、運動の種類や強度については、自分の症状に合ったものを選ぶことが重要です。無理をすると症状が悪化する可能性もあるため、運動を始める前に必ず担当医や理学療法士に相談しましょう。

7.サプリメントでエクオールを摂取する

へバーデン結節の症状改善には、サプリメントでエクオールを摂取することが挙げられます。
へバーデン結節の原因の一つに、更年期によるエストロゲン(女性ホルモン)の減少が考えられています。エストロゲンは、関節の軟骨や骨の健康維持に重要な役割を果たしているため、減少すると関節の変形や痛みが生じやすくなるとされています。

そこで注目されているのが、大豆イソフラボンを摂取することによって生成される「エクオール」です。エクオールは、エストロゲンと似た働きを持つ物質で、エストロゲンの代わりとなる可能性があります。ただし、エクオールを体内で生成できるのは、日本人の約40%程度とされています。そのため、サプリメントでのエクオール摂取がおすすめです。

エクオールを生成できない人でも、サプリメントを利用することで、安定的にエクオールを摂取できます。サプリメントを飲み始める際は、必ず担当医に相談しましょう。また、エクオールの効果には個人差があるため、過度な期待は禁物です。あくまでも補助的な対処法の一つとして捉えることが大切です。

8.DHAやEPAが豊富な食品を積極的に摂取する

DHAやEPAは、サバやイワシなどの青魚に豊富に含まれる脂肪酸で、炎症を抑える働きがあるとされています。へバーデン結節は、関節周辺の炎症が原因で発症すると考えられているため、DHAやEPAを積極的に摂取することで関節の炎症を抑え痛みやこわばりを和らげられる可能性があります。

しかし、DHAやEPAを摂取したからといって、へバーデン結節が改善するとは限りません。あくまでも補助的な対処法の一つとして捉えることが大切です。

9.カロリーや糖質の多い食事を避ける

へバーデン結節は、関節周辺の炎症が原因で発症すると考えられています。
カロリーや糖質の多い食事、特に精製された炭水化物や添加糖の多い食品は、体内の炎症を促進する可能性があるとされています。そのため、カロリーや糖質の多い食事を控えることを検討してみましょう。

具体的には、甘いお菓子やジュース、白米や白パンなどの精製炭水化物、揚げ物や脂肪の多い肉類などが挙げられます。炎症が起きると、関節の軟骨や骨が損傷を受けやすくなり、へバーデン結節の症状が悪化する可能性があります。

そのため、カロリーや糖質の多い食事を控えめにし、代わりに抗炎症作用のある食品を積極的に摂取することが大切です。ただし、カロリーや糖質の制限は、あくまでも補助的な対処法の一つです。効果には個人差があるため、無理のない範囲で実践しましょう。

【経験者が語る】へバーデン結節を自分で治すポイント

へバーデン結節を自分で治す方法ポイントは、下記の3つです。

  • 病院での治療も並行して継続する
  • セカンドオピニオンを検討する
  • 自分で治す場合は情報を精査する

病院での治療も並行して継続する

へバーデン結節は原因不明の難病であり、根本的な治療法が確立されていません。そのため、自分で様々な方法を試してみることは大切ですが、病院での治療も並行して継続することが重要です。
担当医は、専門的な知識と経験に基づいて、症状に合わせた適切な治療方針を提案してくれます。

症状の変化を定期的にチェックし、必要に応じて治療内容を調整できるでしょう。また、自分で試してみたい方法があれば、事前に担当医に相談することがおすすめです。

担当医はその方法の安全性や効果について、専門的な見地から助言してくれるはずです。
このように担当医と二人三脚で、自分に合った治療法を見つけていくことが大切です。

セカンドオピニオンを検討する

へバーデン結節の治療では、担当医と相談しながら進めていくことが重要です。しかし、治療内容に不安を感じたり、満足のいく効果が得られなかったりする場合は、セカンドオピニオンを検討してみましょう。

整形外科医のなかでも、肩や手など専門とする分野が異なることがあります。専門性の高い医師に相談することで、新たな治療方針が提案されよくなる可能性があります。私も何件も整形外科に通って、ようやく信頼できる先生に出会えました。

自分で治す場合は情報を精査する

へバーデン結節の治療法については、世の中にはたくさんの情報が溢れています。
書籍やインターネット上の記事、口コミなど、様々な媒体で情報を得られます。しかし、全ての情報が科学的根拠に基づいているとは限りません。

なかには、効果が実証されていない民間療法や、怪しい健康食品の宣伝なども含まれている可能性があります。そのため、自分で治す方法を試す際は、情報の信頼性を十分に精査することが重要です。専門家が監修した書籍や記事、公的機関のウェブサイトなど、信頼できる情報源から情報を収集するようにしましょう。

また、全ての方法が自分に合っているとは限りません。体質や症状の程度、生活習慣などによって、効果的な方法は異なる可能性があります。
情報の信頼性に不安がある場合や自分に合った方法がわからない場合は、必ず担当医に相談しましょう。

へバーデン結節は自分で治す方法も模索しよう

本記事では、へバーデン結節を自分で治す方法を紹介しました。
へバーデン結節は原因不明の難病ですが、病院での治療と並行して、自分でも症状改善のために取り組むことが大切です。ハンドクリームでの保湿、ひじ湯、適度な運動、EPA・DHA摂取、カロリー・糖質制限など、様々な方法を試してみましょう。ただし、効果には個人差があるため、必ず担当医に相談しながら実践することが大切です。症状が改善しない場合は、セカンドオピニオンを検討するなど、諦めずに自分に合った方法を模索していきましょう。

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